2015.04.17

傘について 生地の修理について2


日頃、お客様より『修理は出来ますか?』『丈夫ですか?』『高級な傘だから壊れませんか?』など、傘のメンテナンスに対するご質問を多数頂きます。
今週から傘についてお話しておりますね。

about Frame 生地について
昨日からは生地についての質問にお答えしておりますね。

本日は購入時に良く聞かれることについてまとめてみました^^

Question 『撥水性はどのくらいもちますか?』
Answer
撥水効果の持続は使い方によって大きく差が出てまいります。
撥水効果の持続方法をご説明する前に簡単に傘のメカニズムをお話致しますね。
傘は、生地全体に防水の溶剤をつけ、生地表面に撥水加工を施すことで雨を防いでいます。
雨漏りせず傘をご使用いただけるのは雨を生地から払うように撥水し、それでも残った水分を防水しているのですが、撥水効果が低下してしまうと、防水効果の耐水が限界を超え、生地の内側に水が染みてきてしまうのです。
ここまでひどくなることはあまりありませんが、長く使って頂くためにも撥水性を損なわない使い方を心がけてみることをお勧めいたします。撥水効果を長持ちさせることで傘の寿命が変わってまいります。
撥水性の効果を特に左右することが傘を使用されるときのたたみ方と使用後のメンテナンスです。
皮脂の油やハンドクリーム、日焼け止めなどは撥水加工に良くありません。あまり生地を触らずにたたむだけで効果がありますよ。
そして使用後はきちんと干して頂くことも大切です。日蔭で干すことが一番良いですが、外出先などで干しづらい時は、傘を軽くたたんだ状態で置いておくだけでも水分を飛ばせるので効果的です。その後ご自宅でしっかり干して下さいね。
また、骨についてお応えした時にもお話しておりましたが、靴などのように何本かの傘を使い回していただくと傘を休ませることができるのでお気に入りの傘を長く使って頂けます。
傘のたたみ方を載せております!よろしければ画像をクリックしてご覧ください^^
傘を畳むときと使用後の乾燥だけで生地の撥水効果が長持ちいたしますよ。
PLANE PLANE PLANE
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